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「どうしてみんな同じスタイルなの?」
インテリアコーディネーターMの疑問

 ドレープと呼ばれる厚地のカーテンと、レースと呼ばれる透過性のある薄地のカーテンの二重掛け、縫製といえば上部に二つもしくは三つの山につまんだヒダスタイル・・・。このスタイルが日本中を占領しています。まるで「窓が制服を着ているみたい!」

 カーテン生地には、柄や素材に様々な種類があります。スタイル(縫製)も色々とあり、それぞれに相性が存在します。従来はとにかく三つ山、二つ山のツマミヒダ、長さは床から1cm上(ドレープよりレースが1cm短く)と言うのがだいたいのお決まりでした。
 カーテン生地にだって個性(顔)があります。「もっと私に似合うスタイルに仕上げてよ。」と泣き出したい気持ちになっているに違いありません。

 ここ数年、ようやくカーテン生地それぞれの特徴に似合うスタイル(縫製)が色々と考え出されてきました。それを簡単に分けると次のようになります。

1. プレーンスタイル(まったくひだのないスタイル)たすき はとめ などの加工
2. ツマミヒダスタイル (三つ山、二つ山など)
3. ギャザー

 なんといっても新しいタイプは1のプレーンスタイルです。吊り元も穴をあけてハトメ加工にしたり、のれんの様にたすき状に仕上げたりと、何種類か選ぶことが出来ます。レールとの相性が関係してきます。絵画のように楽しめる大胆な大柄が増えてきたことが、このスタイルを生んだといってもいいでしょう。

プレーンひだ加工例
上左:
フック
上右:
ハトメ
下左:
ループ
(たすき)

ヨーロッパでは下のような流行があるようです。

植物や貝殻などの自然をモチーフにした大きな柄物、またはまったくの無地

アイボリー、ベージュ、又は黄色などの明るい色
素材
綿、麻などの自然素材。
柄とスタイルの相性
大きな柄物...プレーンなヒダスタイル
せっかくの柄が隠れてしまわないよう、ヒダを寄せないプレーンなスタイルが好まれます。
無地...つまみヒダ
仕上げ方によりまったく印象を変える事が出来る無地のカーテン。ヒダをたっぷり取り、ドレープを寄せ、とても優雅な印象に仕上げます。様々な色のバリエーションも楽しまれています。

 ヨーロッパの人々は環境にとても敏感で、自然の美しさを大切にしようとする時代の流れが、ここ数年の流行を作っているのかもしれません。私達のコーディネートにも参考になります。
 無地のカーテンでも、ひだの無いプレーンスタイルに仕上げますと、ロールスクリーンのようなどちらかと言うとシャープな感じになります。現在はカラーバリエーションがとても豊富になっているので、色鉛筆を眺めるような気分で、カーテン地を選べると思います。

 せっかくの自分の部屋です。誰にも遠慮はいりません。特に部屋を広く見せたいという希望が無ければ、大胆な柄や発色の良いきれいな色を選んで部屋を楽しんでみるのも良いと思います。

おもしろコーディネート術

 マンションの上層階などまわりの視線があまり気にならない部屋の場合、レースの二重掛けというのもお勧めです。エッ?と思われるかもしれませんが、現在はレースも一色の時代ではなく、カラフルなものがそろっています。これを活用したものがレースの二重掛けです。

 一枚はオーソドックスなオフホワイトのレース、もう一枚は色物のレース。淡いオレンジやミントグリーンなどと組み合わせ、厚地のカーテンでは出せないとても軽やかで柔らかい雰囲気の部屋に演出します。価格も厚い生地を選ぶより押さえられます。

 最後になりますが、カーテンを選ぶ際の一番重要なポイントをお話します。それは必ず大きな生地見本を手配して、実際の窓で合わせてみるということです!見本帳についているマッチ箱くらいの小さな生地サンプルでは、その生地の良さは全くといっていいほど分りませんし、色も正確に判断することが出来ません。私達は洋服や靴を買うときは必ず試着してから決めますね。見ただけで袖も通さず決める人はまずいないと思います。それと同じことが窓にも言えます。お店で見たときと自分のお部屋で見たときでは、その印象が違ったという事が良くあります。大きな失敗をしないためにも是非実行してください。

SIMPLE&WARM
daimaru
by コーディネーターM